イルカのポーズの3つの代表的な効果を解説
イルカのポーズは主に以下の3つの効果を得ることができるヨガのポーズです。
イルカのポーズは背中・肩甲骨の間の広がりが感じられるポーズで、背中が丸まっている人や肩が凝っている人にもおすすめです。肩甲骨の可動域が広がり、姿勢も良くなってくるので後ろ姿美人を目指すことができます。
美しい姿勢は背中痩せの基本です。背中が丸まっていると腹筋や背筋などが普段使われていないということなので、背中に贅肉がつきやすくなってしまいます。
イルカのポーズは太ももの裏側からふくらはぎにかけて伸ばされていくので、太ももの柔軟性が上がります。柔軟性が上がると代謝も良くなっていくので、イルカのポーズは太もも痩せにも効果的です。
太ももやふくらはぎなど、脚部分に疲労がたまっている人はイルカのポーズを行うことによってほぐれやすくなります。
イルカのポーズは全身への血の巡りが良くなるポーズです。全身の血行が良くなることで、身体のコリがほぐれる他、疲労回復やストレス解消にも役立ちます。イルカのポーズをすることで、全身がリラックス状態になることができるのです。
また全身への血行が良くなることで、冷え性の改善や基礎代謝の向上など身体に対して様々な良い影響を合与えることが可能となります。
イルカのポーズは日々疲れていて、ストレスが溜まっていると感じている人におすすめのヨガです。では、イルカのポーズのやり方はどうすれば良いのでしょうか?
イルカのポーズのやり方を動画で解説
イルカのポーズは太ももの柔軟性が求められるため、ヨガのポーズの中でも難しいと言う人が多いです。
しかし太ももの柔軟性がない人でも継続していくことで柔軟性も高まっていくため、数カ月後にはイルカのポーズをキープできるようになるでしょう。
イルカのポーズ
イルカのポーズで心がけることは背筋を伸ばすこと、肩の真下にひじがあることです。また、呼吸はゆっくり行うことを心がけましょう。
前屈が得意な人には容易ですが、前屈が苦手な人には難しいポーズです。
イルカのポーズは無理をして太ももを伸ばそうとすると肉離れなどのケガの危険性があるため、くれぐれも無理はしないようにしてください。
イルカのポーズは普通の前屈よりも血の巡りが良くなるヨガです。難しいヨガのポーズですが、継続してできるようになりましょう。
イルカのポーズが上手くできないときのやり方
イルカのポーズをやってみて、30秒キープができないという人やそもそもイルカのポーズ自体ができないという人もいるでしょう。
イルカのポーズが上手くできないという人は、以下2つのやり方を取り入れてみてください。
ひざを少し曲げることで、太ももが少し楽になります。太ももの柔軟性が足りなくても、イルカのポーズをキープすることが可能になります。
ただし、ひざを曲げることにより背中も曲がり、姿勢が悪い状態になるとイルカのポーズ本来の効果が得られません。 常に背筋を真っすぐにすることを意識してイルカのポーズに取り組んでください。
ひざを曲げてもまだイルカのポーズができないという場合には、かかとを上げてみましょう。 ひざを曲げてかかとを上げるイルカのポーズであれば簡単にできるはずです。
こちらもひざを曲げるとき同様、背筋を真っすぐに伸ばすことを心がけましょう。 つらく感じない位置からスタートして慣れてきたらひざを伸ばせるようになってくるでしょう。
イルカのポーズは太ももやふくらはぎの柔軟性がないとできません。ひざを曲げたりかかとを上げるポーズからスタートして、徐々にイルカのポーズの完成形を目指していきましょう。
イルカのポーズでストレス解消&疲労回復を!
イルカのポーズは全身の血行が良くなり、身体もポカポカしてきてストレス解消や疲労回復に効果的です。 ヨガはもともと心がリラックスされるものと定義されているので、イルカのポーズはヨガの定義そのものです。
初心者や太ももの柔軟性がない人には厳しいポーズかもしれませんが、ひざを曲げるなどして徐々に慣れていくことをおすすめします。
また、いきなりイルカのポーズを行ってしまうと太もも肉離れの危険性もあるため、前屈などのストレッチを行ってからイルカのポーズに入るという流れも検討しましょう。
心をリラックスさせるためにヨガを行うにも関わらず、つらいことばかりでは本末転倒です。 イルカのポーズをやってみて、効果が実感できたら継続していきましょう。
【監修】
ヨガインストラクター:西浦莉紗
鍼灸師・マッサージ師:山下祐一郎