下っ腹ダイエットを効果的に!下っ腹が出る3つの理由
ポッコリ出た下っ腹は、単なる食べ過ぎや飲み過ぎだけが原因ではありません。
下っ腹が出る理由を知って、ダイエットに活かすことが重要です。
筋肉量の低下
「学生時代はお腹に脂肪がつくことはなかったのに、社会人になってから急にお腹が出た」という人は、筋力が低下しています。
学生は部活動や週に1~2度体育の授業があるので、筋肉量を保てます。
しかし、デスクワークや立ち仕事を行う社会人は、いつも同じ体制で運動不足になりがちです。
通勤や家事といった日常生活でも、下っ腹に力を入れることはなく、筋肉はどんどん低下します。
下っ腹痩せを叶えるには、食事制限をする前に筋肉をつけなくてはなりません。
骨盤のゆがみ
姿勢の悪さや出産が原因となる「骨盤のゆがみ」は、そのまま放置してしまうと内臓が下がり下っ腹がポッコリ出る原因となります。
痩身エステのお腹痩せコースや下半身痩せコースでも「骨盤矯正」が定番メニューとなるほど、骨盤とお腹の脂肪は関係しています。
エステや骨盤矯正のベルトは、お金がかかるのがネックなので、自宅で毎日出来る骨盤矯正トレーニングを選ぶのが最適です。
代謝が悪いから
運動をしていても食事量が少なくても、下っ腹に脂肪がつく人もいます。
そういった人は基礎代謝が悪いために、脂肪や老廃物が体外へ排出されずお腹にたまってしまうのです。
基礎代謝は加齢や運動不足が原因で低下していきます。
日常的な運動が望ましいのですが、短期間で痩せたい場合は、インナーマッスルや体の大きな筋肉を鍛えれば、スピーディーな代謝アップが可能です。
ヨガトレーニングが下っ腹ダイエットの方法に効果的な理由
ヨガトレーニングはインナーマッスルを鍛えることができ、部分痩せに効果的です。
下っ腹ダイエットにヨガトレーニングが効果的な5つの理由を解説します。
部分痩せに効果的だから
女性がよく行うダイエットには、食事制限ダイエット・半身浴ダイエット・ウォーキングといったものがあげられます。
運動が嫌いな人でも比較的取り組みやすいこれらのダイエットは、体重は落ちていくものの「お腹やお尻」といった脂肪の多い部位の部分痩せはできません。
部分痩せを行うには、痩せたい部位に筋肉をつけるのが一番です。
ヨガにまったく馴染みのない人は「ヨガ=難易度の高いストレッチ」という印象を抱く人も多くいます。
しかし、体が柔らかくないとできないポーズは上級者向けのもので、多くのポーズは、筋力を上げるのに適した簡単なポーズです。
お腹に効果のあるもの、お尻や太ももに効果のあるもの、さまざまな部位の部分痩せが可能なので、自分の痩せたい部位に適したポーズを選べます。
インナーマッスルを鍛えることができるから
ヨガのポーズには、バランスや体制を保ちながら体を動かすものが多くあります。
太もも・下っ腹といった好きな部位の筋肉を鍛えられるのはもちろんのこと、インナーマッスルを効率的に鍛えることが可能です。
インナーマッスルとは、体の中心部分に近い筋肉の総称で、外から見ても目立ちません。
インナーマッスルを鍛えれば、基礎代謝があがるほか、姿勢を良くする効果も期待できます。
姿勢が良くなれば、家事や通勤といった日常動作を行うだけでも、脂肪が燃焼しやすくなります。
骨盤のゆがみを矯正できるから
前述したとおり、下っ腹がぽっこり出る原因のひとつは、骨盤のゆがみです。
骨盤がゆがんでいると内臓の位置が下がってしまい、下っ腹がポッコリ出てしまうのです。
ジョギングやウォーキングには骨盤のゆがみを解消する効果は期待できませんが、ヨガのポーズには、正しい姿勢や正しい骨格へ導いてくれる効果があります。
1回2回ではなかなか効果が出なくても、習慣的に続けることで骨盤のゆがみを解消することができます。
基礎代謝があがりお腹の脂肪が落ちるから
ヨガは筋トレと同じ「無酸素運動」と間違われやすいのですが、実は呼吸をしながら行う「有酸素運動」です。
筋肉を鍛える動きを取り入れながらも、大きくゆっくりと呼吸しながらポーズをとれば、基礎代謝を上げることができます。
筋肉をつけると同時に代謝が上がるので、太りにくく脂肪を燃焼しやすい体へと変化してくれます。
無酸素運動と有酸素運動の両方を取り入れた方が効果的に下っ腹の脂肪を落とせるのです。
簡単で毎日続けやすいから
下っ腹ダイエットをするには、ヨガ以外にもさまざまな方法があります。
たとえば、寝た状態から上体を起こして行う一般的な「腹筋運動」がそのひとつ。腹筋運動を1日30回、毎日欠かさずに2か月も行えば、ぽっこりお腹は解消されます。
しかし腹筋運動は、筋力の少ない女性には少々大変な運動です。
つらい、苦しいという理由で数日しか続かなければ結局痩せることはできません。
そのぶん、ヨガのトレーニングは初心者でも取り組みやすく、そこまで苦しいトレーニングではありません。
下っ腹ダイエットには少し時間がかかるため、激しい運動を数回だけ行うよりも、簡単なトレーニングを習慣的に続ける方が理にかなっているのです。
筋力アップ・代謝アップ・骨盤のゆがみ改善が一挙にできる「ヨガ」は、下っ腹ダイエットの方法として効果的です。
初心者でも簡単にできるヨガを取り入れたトレーニングを動画で解説しますので一緒にやってみましょう。
寝ながら下っ腹ダイエットする方法!レッグクロスとは
レッグクロスは、ゴロンと寝ころんだまま行える下っ腹に効果的なトレーニングです。
上体を起こす一般的な腹筋運動よりも楽に行え、腰を痛めにくいので「腹筋運動は苦手」という人も試してみてください。
レッグクロス
- 仰向けに寝た状態から、両足をそろえて90度まで上げる
- 片方の足首にもう片方のかかとをつけるように、足をクロスさせる
- 体制を崩さずにバランスをたもち、お尻を頭のほうへ上げ下げする
レッグクロスのポーズ自体は、難しいものではありません。
レッグクロスの効果を引き上げるためには、以下のポイントを意識してください。
- 足で反動をつけずに、お腹の筋肉を使う
- 骨盤を意識して天井に近づける
- まず意識を向けるのは腹筋、慣れれば太ももとお尻の筋肉も意識する
- 「つらい」と思ってから3回頑張ると、効果がアップ
- 筋肉を使っている時や苦しい時は、息を大きく吐きながら行う
反動をつけてしまうと筋肉が上手に使えず、下っ腹に効きません。
レッグクロスは下っ腹ダイエットができるのはもちろんのこと、太ももとお尻の引き締めにも効果的です。
下っ腹・太もも・お尻、3つの筋肉を意識すれば、ポーズも上手に保てます。
レッグクロスは、ヨガを取り入れた「有酸素運動」です。
苦しい時は息をグッと止めるのではなく、深呼吸をして行うと、代謝を上げる効果が得られるので一石二鳥です。
鼻からゆっくり吸い込み口から大きく吐く「腹式呼吸」を上手に使いましょう。
下っ腹ダイエットは寝ながら簡単に続けられる楽な方法で!
下っ腹の脂肪は、筋肉の低下・代謝の低さ・骨盤のゆがみによるものです。
食事制限ダイエットでは効果的に下っ腹の脂肪をなくすことはできず、ジョギングや腹筋運動といった激しい運動は続きません。
下っ腹ダイエットには、寝ながら簡単に続けられる「レッグクロス」が最適です。
しかし、反動をつけたり適当なやり方で行えば期待する効果は出ません。
レッグクロスを行う際は少ない回数でも構わないので、呼吸法・お腹の筋肉・骨盤を意識し、習慣的に行ってください。
効果には個人差もありますが、1ヵ月続けられればサイズダウンできることは間違いありません。
レッグクロスには特別な道具も必要なく、大人ひとりが寝ころぶスペースさえあれば今すぐにでも行えます。
TVを見ながらや寝ながらなど、ながら運動で取り組んで女性らしいボディラインを手に入れましょう。
【監修】
フィットネスインストラクター:鳥巣愛佳
鍼灸師・マッサージ師:山下祐一郎