夕食抜きダイエットが効果的と言われる理由
人間の体は消化したものを20時~4時の間に吸収するので、この時間に食べ物を食べなければ必要以上の栄養を吸収しない、というのが夕食抜きダイエットの仕組みです。
就寝中は体を動かしていないのでカロリーを消費することはできませんが、それでも内蔵は活動しています。夕食や間食は就寝中の内蔵の働きを活発にし、その栄養を吸収してしまうので太る原因になってしまうのです。
夕食抜きダイエットは簡単でいつでも誰でも始められるダイエット方法ですが、やり方を間違えると必要な栄養が摂取できなくなったり、お腹が空いて寝付けず睡眠問題が生じるなどの危険性やデメリットがあります。
夕食抜きダイエットが危険な理由とデメリット
夕食抜きダイエットは自律神経を乱す
夕食抜きダイエットは夕食を食べない、つまり「飢えている」状態を作り出すので、体には大きなストレスが溜まり脳内でオレキシンという成分が分泌されます。
オレキシンが分泌されると交感神経が活発になり自律神経を乱すので、疲労感や頭痛・吐き気などの症状が出るケースもあります。
また、オレキシンには「食欲を増強させる効果」があるので、食べないことでよりお腹が減ってしまうことがあります。つまり、夕食を抜くことで自律神経が乱れたり余計にお腹が減ってしまうのです。
夕食抜きダイエットは睡眠に悪い
オレキシンが分泌されて交感神経が活発になると、不眠や自律神経の乱れによる睡眠異常の症状が出る可能性があります。
睡眠異常は睡眠障害とも呼ばれ、睡眠に何かしらの問題、または異常がある状態を言います。
睡眠障害には、寝ようとすればするほど眠れなくなる入眠障害や、夜十分寝ているのに日中眠くて仕方がない過眠症などがあり、これらを放って置くとうつ病や生活習慣病を発症することもあります。
ダイエットのためだからと思っていても、身体には思わぬ危険やデメリットがあります。
夕食を抜くことで自律神経の乱れを引き起こし、色々な症状を発症することもあるので、夕食は抜かずにきちんと食べることをオススメします。
夕食抜きダイエットは危険!夕食を抜かずにダイエットする方法を紹介
夕食抜きダイエットの危険性はわかったけど、ダイエットはしたい!そんな方に「夕食を抜かずにダイエットする方法」を紹介します!
夕食をとるタイミングを調整する
胃にものが入っていると睡眠時でも胃が活発に活動し、適切な睡眠がとれなくなってしまうので、夕食をとるタイミングは寝る3時間前までとしましょう。
寝る3時間前までということは、0時に就寝する方は遅くとも20時頃から食べ始めて21時までには食べ終わっているのが理想です。
お仕事などの都合で時間を守るのが難しいこともあるかと思いますが、どんなに遅くとも眠る1時間半前には食べ終わっていると良いでしょう。
寝る前に食事をすることは睡眠にも良くないし、余分な栄養を吸収して太る原因にもなりますので早めの夕食を心がけて下さい。どうしても時間を守れない場合は、小腹を満たす程度の消化の良い食べ物を摂取するようにしましょう。
夕食に食べるものを変える
夕食をとるタイミングの他に、食べるものも変えていくことでさらに痩せやすい体作りが可能です。
- 果物類:りんごやバナナ
- 野菜類:キャベツ、ほうれん草、人参、きゅうり
- 大豆類:豆腐、納豆
- その他:ヨーグルト
消化に良いだけでなく、ビタミンが豊富でお腹に溜まりやすいのがポイント
ほうれん草は葉酸が豊富なので、美容にも快眠にも効果的
大豆製品はトリプトファンを含むので快眠には最適
胃の粘膜を保護し、腸内環境を改善する働きを持つ
運動を取り入れる
サイドリフトはクラムシェルの体勢からさらにお腹痩せに効果のある、くびれを作る効果的なダイエットです。片側10回×3セットで行いましょう。
レッグスライドダンスは効率的にお腹痩せしたい人のためのダイエットです。左右2回ずつ×5セットで行いましょう。
ワイドスクワットは内股、太もも、背中、お腹と複数の部位に効果が期待できるダイエットです。少し強度は高めですが、毎日継続して取り組みましょう。15回×3セットで行いましょう。
【監修】
医師:澤柳すばる
野村不動産ライフ&スポーツ 豊島久美子
パーソナルトレーナー:Chiharu
パーソナルトレーナー:Sara
ピラティスインストラクター:先崎かすみ
ヨガインストラクター:西浦莉紗
マッサージ師・鍼灸師:山下祐一郎