O脚はストレッチで改善する?O脚の原因とねじりのポーズの効果
O脚になる原因
赤ちゃんの時はみんなO脚で、成長とともに自然に矯正されていき、5~6歳になる頃には成人と同じ足の形が形成されていきます。
先天的(遺伝)なもの以外では、生活習慣や筋力によってO脚になることもあるので、普段の行動に注意が必要です。
女性特有のぺちゃんこ座りや横座りは、骨盤が開いたり重心が片側にずれてしまいます。骨盤がずれることで脚が外向きになり、外向きの状態が続くと、発達した外側の筋肉の影響でO脚が進みます。
O脚の大きな原因とされるのが姿勢です。骨盤が後傾している人には猫背が多く、猫背が原因でアゴが前に出たり股関節の向きを外向きにしてしまいます。
つま先が内側を向いて歩く内股歩きは、両膝が離れてしまうのでO脚が進行します。また、ヒールの高い靴を履くことで膝に負担をかけ、骨盤の歪みからO脚に繋がることもあります。
太ももの内側にある内転筋の運動不足によって筋肉が衰え、O脚になることがあります。
内転筋は主に両足を閉じる時に使われ、骨盤を正しい位置に保つ効果もあるので、この内転筋が衰えると脚を内側に閉じる力が弱まり、脚はどんどん外側に向いてO脚になってしまいます。
また、股関節が外側に向かないよう内側に向けようとする力も弱くなるため、股関節が外側へ向いてしまって骨盤が開いたり歪んだりする原因にもなってしまいます。
インナーマッスルが衰えると、O脚になるだけではなく骨盤が開いて体を支えるのが難しくなってしまうのです。
O脚改善のためのねじりのポーズの効果
ねじりのポーズは、骨盤の周りに位置している腸腰筋とお尻の大臀筋、中臀筋、小臀筋などの筋肉が伸ばされ、脚をねじることで太ももの内側の内転筋も伸ばされます。
ねじりのポーズは、外側にねじれたお尻や太ももの筋肉を整える効果があり、筋肉や関節の外側へのねじれが戻ることでO脚改善効果が期待できます。
脚を倒す時に勢いをつけすぎると筋肉を痛めてしまうので注意しましょう。ねじりのポーズは、ひねった後腰からお尻の筋肉がしっかり伸ばされていることを意識することが最大のポイントです!
O脚改善に効果のある寝ながらストレッチ!ねじりのポーズのやり方
ねじりのポーズをするときは肩と腕が真っ直ぐになるよう仰向けに寝転がり、脚を倒す時は肩が浮かないように気を付けましょう。
また、脚を倒した方と反対側に視線を向け、深呼吸しながら30秒キープすることがポイントです。
ねじりのポーズのオススメは左右2回ずつを1日2セット、深呼吸しながらしっかりキープしましょう。また、痛みが出るくらい脚を無理やり倒すのは避け、伸びて気持ちが良いと感じるところまで持っていきましょう。
O脚改善には簡単にできる寝ながらストレッチが効果的!
O脚の原因の多くが普段の座り方や姿勢、歩き方です。これらに気を付けてねじりのポーズを続けていけば、今からでもO脚を改善することは可能です。
脚の形なんて今更自分では治せないし、少しくらいO脚でもいいやと諦めている方、今回紹介したねじりのポーズは自宅で簡単にできて、続ければ十分な効果も実感できるので、スラットした美脚を目指して是非試してみて下さい。
【監修】
ヨガインストラクター:太田智彦
鍼灸師・マッサージ師:山下祐一郎