脚痩せはどうして難しいのか
部分痩せダイエットのなかでもとくに難しいと言われるのが、ふくらはぎや太もものダイエット。
なぜ脚痩せは簡単にいかないのか、その理由を解説します。
脚太りには4つのタイプがある
脚が太る原因としては以下の4つのタイプがあげられます。
自分の脚太りの原因を知らず、間違ったダイエット方法をとってしまえば脚痩せは出来ません。
立ち仕事やデスクワークで長時間同じ姿勢をとる人や、アルコールや塩分の多い食事を好む人は、脚のむくみが起こりやすいです。
脚がパンパンにむくんでいるところに、ジョギングやランニングを行うと、余計に脚が太くなることもあります。
むくみをなくすには、筋トレや運動だけではなくストレッチやマッサージで余分な水分を排出しなくてはなりません。
脂肪がたくさんついている脂肪太りタイプの脚は、食べすぎや運動不足が原因です。
食事量を減らしたダイエットを行う人が多いのですが、それだと胸やお尻といった脚痩せに関係のないところから痩せてしまいます。
脚に脂肪がつく大きな原因は、筋肉量の低下です。
脂肪太りの人は極端な食事制限より、簡単な筋トレ運動や有酸素運動で筋肉をつける必要があります。
学生時代に部活動やスポーツをやっていた人に多く見られるのが、筋肉太りです。
しかし、現在スポーツをやっているわけでないのに何年も脚が太い、という人は筋肉の上に脂肪がついて固まっている可能性があります。
ホッソリスリムな脚にするには、マッサージやストレッチの習慣をつけて柔らかい脚を作ったうえで、運動をして脂肪を落とさなくてはなりません。
脚太りの原因としてやっかいなのが、セルライトです。
セルライトは脂肪と老廃物が固まったもので、デコボコと見た目が悪い上にむくみや脂肪太りを起こしやすくします。
セルライトを解消するには、リンパや血行の流れを改善して脂肪や老廃物を排出させる必要があります。
頑固なセルライトになると、筋トレ・ストレッチ・マッサージ・入浴習慣と、多くのことに気を付けなくては解消は難しいです。
脚痩せに効果の高いエクササイズの選び方
むくみ・脂肪太り・筋肉太り・セルライト、どのタイプの脚にも効果的なエクササイズがあります。
複数の原因が組み合わせっている場合にも最適な、脚痩せ効果の高いエクササイズの選び方を紹介します。
脚痩せは1日にしてならず。いくら効果の高いトレーニングでも、続けられなければ意味がありません。
負荷が高すぎるハードトレーニングより、簡単に出来るエクササイズが最適です。
1回1~3分程度で終わる、脚痩せにしっかり効果の出るものを選んでください。
脚以外にも引き締めたい部位がある場合は、有酸素運動効果の高いものを選ぶのがおすすめです。
エクササイズを続けるためには、自宅で出来るものを選ぶことが大切です。
ジムや教室での運動や外で行う運動は、天候や気分に左右されやすく続きません。
思い立った時にいつでもどこでも出来るエクササイズが最適です。
家事の合間やテレビを見ながらちょこっと出来るエクササイズや、寝ながら出来るエクササイズなら、面倒くさがりの人も続けられます。
むくみにも、筋肉太りにも、セルライトにも効果的なのが、ストレッチ性の高いエクササイズです。
脚の筋肉や関節をしっかり伸ばす動作があると、血行やリンパの流れがよくなり、ダイエット効果があがります。
筋トレだけでは痩せられない頑固な脚太りには最適です。
スピーディーに脚痩せ効果をあげるには、脚の筋肉をしっかり使えるエクササイズを選ぶことが大切です。
エクササイズのなかには消費エネルギーが高くても、脚の筋肉に効率的なアプローチが出来ないものがあります。
短時間でも、脚の筋肉をしっかり動かして筋肉が疲れるエクササイズを選んでください。
寝ながら出来る簡単体操がおすすめ
脚痩せ効果を発揮する4つのポイントをすべて含むエクササイズが、寝ながら脚痩せ体操です。
いつでもどこでも手軽に出来て、筋力や柔軟性がなくても簡単に行えます。
下半身で一番大きな筋肉である太ももの筋肉をしっかり使いつつ、血行促進効果やストレッチ効果が高い、まさに脚痩せのためのエクササイズです。
寝ながら出来るので、就寝前にもリビングでも好きな時に行えます。
脚太りを根本から解消出来る、寝ながら脚痩せ体操!やり方を覚えて、スピーディーに美脚を手に入れましょう。
寝ながら脚痩せ出来る!簡単体操の方法を紹介
寝ながら手軽に脚痩せが出来る、簡単体操を紹介します。
短時間で効果が出る強度高めな体操ですが、複数の運動を何時間もやりたくないという人にはピッタリです。
強度高めで太ももスッキリ 寝ながら脚痩せ体操
とっても簡単な手順で出来る寝ながら脚痩せ体操ですが、注意したいポイントがあります。
ポイントを抑えた正しいやり方で、脚の筋肉にしっかりアプローチしてください。
- ひざを曲げすにしっかり脚を伸ばす
- 両手は真横に伸ばしてバランスをとる
- 骨盤を意識して体を倒す
- 顔や胸は天井に向けたままキープ
- 下腹にも力をいれて体を安定させる
伸ばした脚を左右に倒す際は、体全体を安定させるのがコツです。体を横に向けず、顔や上半身はまっすぐキープしてください。
骨盤からしっかり倒すと、骨盤周りの引き締めにもなり、下半身痩せや小尻効果がアップします。
回数は目安ですので、5回・7回と自分の無理のない範囲で両足ともバランスよく行ってください。
同じ動作を繰り返す簡単な動きですが、効果を出すためにはひとつひとつの動きをていねいに行いましょう!
寝ながら脚痩せ体操の効果を高める4つの方法
そのままでも脚痩せ効果の高い、寝ながら脚痩せ体操ですが、ヨガや筋トレで使われる効果アップの方法を使うとより短期間で脚痩せが可能です。
すぐに取りいれられる、寝ながら脚痩せ体操の効果を高める4つの方法を紹介します。
短期間で脚痩せ効果を出すには、筋肉をいかに速くつけられるかが重要です。
筋力があがれば、脚の脂肪が燃焼しやすく格好よく引き締まった脚が手に入ります。
寝ながら脚痩せ体操では、脚を倒す際に反動をつけると筋肉がしっかり使えません。
内ももの筋肉に効かせるイメージで、ていねいに脚を動かしてください。
また、脚の先までピンと伸ばしてふくらはぎの筋肉を意識すると、ふくらはぎ痩せ効果も期待出来ます。
ストレッチ効果と筋力アップ効果が入った寝ながら脚痩せ体操は、ヨガと筋トレのいいとこどりのエクササイズです。
ヨガや筋トレを行う際にもっとも大切なのが、呼吸の方法です。
鼻から深く吸って口からゆっくり吐き出す腹式呼吸を取りいれれば、ストレッチ効果や有酸素運動効果があがります。
全身に酸素をめぐらせれば、柔軟性や脂肪燃焼効果が高まるので、運動をする時にはかならず意識してください。
寝ながら脚痩せ体操は、負荷をあげたり回数をあげるよりも、短時間エクササイズをひんぱんに行った方が効果的です。
とくに、冷え体質や筋力不足、セルライトが気になる人は、最初の頻度が肝心。
1分~2分間を目安に、1日2~3回行えば、スピーディーに効果を実感出来ます。
ある程度効果が出てくれば、1日1回や2日1回にペースダウンしても構いません。
続けることで太りにくい体質になっていく寝ながら脚痩せ体操では、少しのエクササイズでも充分な効果が期待出来ます。
美脚トレーニングに最適なタイミングは、入浴後の血行がよくなっている時間帯です。
全身のなかでも冷えが起こりやすい下半身は、体を温めて血行がよい状態でのエクササイズがもっとも効果的です。
筋肉がやわらかくなりエクササイズが行いやすくなるほか、脂肪燃焼や老廃物排出の効率もアップします。
逆に、朝起きてすぐや体が冷え切っている時に、いきなりエクササイズを行うのはおすすめ出来ません。
体が冷えていると短時間でダイエット効果を出すことが難しく、ケガの原因となることも考えられます。
エクササイズはやり方次第で効果の出方に差が出ます!せっかくやるなら効果の高い方法で続けていくのが大切です。
寝ながら脚痩せする方法で簡単に美脚を手に入れよう
マッサージや有酸素運動に筋トレと、多くの手段を取らないと脚痩せは難しいものです。
しかし、血行促進・筋トレ効果・ストレッチ効果が1度に得られる寝ながら脚痩せ体操なら、これひとつで簡単に美脚が手に入ります。
いつでもどこでも手軽に出来るエクササイズなので、正しいやり方をマスターしてみてください。
最短期間で脚痩せをするには、呼吸や筋肉を意識して血行のよい状態で行うことです。
短時間でも頻度をあげれば確実に脚痩せが出来るので、ダイエットをいそぐ人はひんぱんなエクササイズがおすすめです。
寝ながら脚痩せ体操はどんなタイプの脚太りにも効果あり!簡単に出来るのでまずは1週間からチャレンジしてみましょう。
【監修】
ヨガインストラクター:西畑亜美