ペアヨガの基本のやり方とその効果3つ!
ペアヨガをするのに特別な道具は不要で、動きやすい服装で、二人分の体を伸ばせるスペースさえあればすぐにスタート。
座り姿勢や寝ながら行なうポーズの時は、ヨガマットを使用すると体が痛くなりません。準備が出来たら、ふたりの呼吸を合わせてヨガを行います。
ペアヨガでは背中を合わせて座り同じポーズをとるものから、お互いがお互いを支えながらやるポーズまで色んな種類があり、飽きる事がありません。ペアヨガは自分が無理なく出来そうだと思うポーズや動きから挑戦してみるのがオススメ。
続けやすいことも特徴であるペアヨガは初心者も無理なく続けることができるので、出来そうだと思えるのものから始めていきましょう。
ひとりでストレッチを行なうとどこまで伸ばしてよいのかわからなかったり、うまく伸ばすことが難しいなど、効果的なストレッチを行うことが出来ません。
しかし、ペアヨガならふたりで体を支えてしっかりと伸ばすことが出来るため、充分なストレッチ効果が得られます。
ふたりで体を支えながら行なうストレッチや、充分に体を伸ばせるペアでの動きが多いため、お互いに気持ちよくストレッチが出来てリラックス効果も高まりますね。
日常生活ではあまり伸ばすことのない筋肉をしっかり伸ばすと、冷え性の改善や怪我の防止に役立ち、健康な体を作ることが可能です。
ヨガは筋力が少ない女性や年配の方、体がかたい方でも無理なくはじめられる簡単なエクササイズで、簡単なポーズが多いのにも関わらず全身の筋力強化や血行促進、便秘解消とダイエットに嬉しいさまざまな効果を得ることができます。
ひとりでやるヨガは、ヨガ自体が好きでなくてはなかなか続けられませんが、ふたりで行なうペアヨガなら相手とのコミュニケーションを取りながら楽しいトレーニングができるので、ひとりよりは苦になりません。
ヨガ上級者じゃないと難しいダイエットポーズも、ペアヨガならふたりで支えあって簡単に行うことができますので、同じダイエット目的を持っている友人同士や、最近夫婦でお腹が目立ってきた…という方にも最適です。
ヨガと聞けば瞑想をしたり、ひとりでリラックスをしたり上手にポーズをとらなければならない、そんなイメージを持つ方もいますが、ペアヨガは上手にポーズをとるヨガではなく、相手を支えたり思いやったり、楽しく自由に行なうヨガです。
パートナーと呼吸を合わせることや、時には確認しながら声をかけながら信頼しあう気持ちが無いとなりません。
呼吸を合わせて同じポーズやひとつのポーズを作っていると、相手の精神と自分の精神がひとつになるような不思議な感覚を味わうことも出来ます。
実際にペアヨガを体験した人の中には「夫婦の関係がよくなった」「たった一回で驚くほどに相手との距離が縮まった」という声が多く、ペアヨガは信頼を築けるコミュニケーションツールだとも言えます。
自分が更に親しくなりたいと思う相手や、関係を改善したいと思う相手とペアヨガにチャレンジして、よりよい関係を築いてみてください。
ペアヨガはゆったりとした動きなので、運動嫌いの方でも取り入れやすい点が魅力的です。ペアヨガは健康によく、ダイエットも出来て、パートナーとコミュニケーションも取れると一石三鳥の効果があることもわかりました。
それではさっそく、はじめてでも簡単に出来るペアヨガの動画を紹介していきます。
ペアヨガの基本的な方法
タオルやベルトに限らず、受け渡しのしやすいものであれば何を使っても大丈夫です。
ものを受け渡すことに意識を置くのではなく、肩や背中、お腹まわりの筋肉を意識すると効果的です。
簡単な動作ですが、しっかりと背中やお腹のぜい肉に効いてくれます。初めは無理をせずに少ない回数から、慣れてきたら10回を目安にもう少し回数を重ねても構いません。
ペアヨガの効果的なやり方のポイント!フォームとスピードを意識すること
動画で紹介したペアヨガは美ボディ作りに最適ですが、やり方を間違えているとストレッチ効果や筋トレ効果が半減してしまいます。
そこで、更に美しい体を作れるペアヨガの効果的なやり方として、3つのポイントを解説します。
足を肩幅に開き背筋を伸ばしてリラックスして立ってください。 背中が丸まっていたりお尻が突き出していたりすると、体をねじった時に腹斜筋に力が入らないのでくびれ効果がなくなります。
背筋をしっかり伸ばして体をひねることで、上半身のストレッチ効果も高まりますから一石二鳥です。 また、両手はしっかり前に伸ばした状態のままで体をひねります。
適正な位置まで体をねじらないとベルトが渡せないので、しっかり体を動かすことが出来ます。 手を伸ばして体をひねると、普段は動かさない肩甲骨や背中の筋肉を使いますので、気になる背中周りのお肉を落とすことも可能です。
ペアヨガでもっとも大切なことは、パートナーと呼吸を合わせて体を動かすことです。 呼吸が合わないとベルトが落ちてしまったり、スムーズに動作を続けられなかったりするので、ペアヨガの本来のよさを体感出来なくなってしまいます。
呼吸をぴったり合わせることが出来れば、筋トレ効果だけではなくリラックス効果や癒しの効果も得られ、よりパートナーとの絆を深めることが出来ます。
ベルトを渡すタイミングや体をねじるタイミングが合わない時は、いったん背中合わせに座ってお互いの呼吸を合わせてみてください。
呼吸が浅かったり早かったりすれば一度深呼吸をして、呼吸を深くゆっくりすることを心がけます。 お互いの呼吸やタイミングがあえば、ベルトを渡す時も長い時間手を止めずに済み、スムーズに動作が行えます。
今回、紹介したペアヨガは同じ動作の繰り返しとなるので、慣れてくるとスピードをあげたくなるかもしれません。 しかし、ひとりで行うヨガもふたりで行うヨガも本質は同じで、ゆっくり行うことに意味があります。
体をひねる動作を早くしてしまえば、それは筋肉を使わずに反動で体をひねっていることとなります。 それではストレッチ効果や筋トレ効果が低くなってしまいますので、フォームを崩さずに正確にゆっくり体を動かしてみてください。
この3つのポイントは今回紹介したペアヨガに限らず、すべてのヨガでの基本中の基本です。
むずかしいことは何ひとつないので、ひとつひとつの動きを正確に丁寧にやることを心がけてくださいね。
美ボディ作りに効果的なペアヨガはやり方が鍵!パートナーとの絆を深めよう
ペアヨガの3つの効果と簡単なペアヨガのやり方についてお伝えしてきました。 健康効果やダイエット効果やコミュニケーション効果が期待できるペアヨガですが、しっかり効果を出すにはいくつかのポイントを意識しなくてはなりません。
まずは姿勢やフォームを正すことです。
ペアヨガを行う際に姿勢やフォームを正すことで、ダイエット効果やストレッチ効果が上がるのはもちろん、姿勢がキレイな人は美しく見えますので、普段から心がけてみてください。
安定したリズムでペアヨガを進められるようパートナーとの呼吸を整えてペアヨガを行うことで相手と呼吸を合わせることは相手を思いやることにも繋がります。
効果をあげるポイントをパートナーに教えてあげながら、ふたりで楽しんでペアヨガを行ってください。
ペアヨガは、筋肉に大きな負荷をかけるトレーニングではないので筋肉痛にもなりにくく、老若男女を問わずに誰とでも行なえるのが利点です。
普段はなかなか態度や言葉で示すことがむずかしい気持ちも、ペアヨガを通じてならパートナーに伝えることが出来ます。とくに今回ご紹介したベルトを使ったペアヨガは、手軽ですぐに試せますのでパートナーの方を誘ってやってみてくださいね。
【監修】
鍼灸師・マッサージ師:山下祐一郎
ヨガインストラクター:鈴木一平・久保木由佳