お尻をほぐすと得られる効果
お尻をほぐすストレッチでは、運動にも負けない多くのダイエット効果や健康効果を出すことが可能です。
なぜ簡単に出来るストレッチなのに多くの効果が期待できるのか、その秘密を紹介します。
お尻をほぐすと期待出来る大きな効果が、ヒップアップ効果です。
お尻には大臀筋という大きな筋肉があります。この大殿筋は丸みのあるお尻の土台となるもので、大臀筋がこり固まっていると脂肪や老廃物がお尻に溜まってしまいます。
お尻のコリをほぐすことで、体に不要なものがしっかり排出され、たるみのないお尻が作れるのです。
また、お尻は太ももとつながる部位なので、お尻のコリをほぐすと下半身痩せにもつながります。
お尻周りや股関節をしっかりほぐせば、骨盤のゆがみ改善にも効果的です。
骨盤がゆがんでいると、下半身がむくみやすかったり腰痛が起こりやすかったりと、デメリットが多いもの。
お尻ストレッチで筋肉のコリや股関節の柔軟性を上げれば、正しい姿勢をとりやすくなり、ゆがみの改善につながります。
とくに、椅子に座る際に脚を組む癖がある人や出産経験のある人におすすめです。
下半身と上半身をつなぐお尻の筋肉がこっていると、足のむくみや疲れから上半身のコリまで全身に不調が出てきます。
お尻の筋肉をほぐすことで、下半身や上半身の筋肉でカバーすることがなくなるため、全身の疲労回復が可能です。
むくみや疲れが溜まりにくいスッキリした体を目指すなら、お尻ほぐしは必須です。
体の柔軟性が低いと、ふいに衝撃がかかった際にケガをしやすく、長時間同じ姿勢をとれば腰痛や体のコリが起こりやすくなります。
デスクワークでも立ち仕事でも起こりやすい腰痛を緩和するには、背中やお尻、股関節周りの柔軟性を高めるのが1番です。
これから紹介するお尻をほぐすストレッチは椅子に座りながら上体を倒すものなので、背中や腰周りが柔らかくなり、ケガや痛みの防止に効果的です。
全身のなかでも大きな筋肉であるお尻の筋肉をほぐすことで、全身の血行促進が狙えます。
血液やリンパ液といった体内のめぐりがよくなることで、冷え解消や基礎代謝の向上につながります。
ポカポカ温かい体は、便秘改善や脂肪が溜まりにくいとメリットだらけ。基礎代謝がよくなれば、ストレッチ後の日常動作や運動の消費エネルギーが上がるため、ダイエット中の人には最適です。
運動前のストレッチとしてお尻をほぐすストレッチを行ってみてください。
ストレッチを続けるコツを紹介
いくら簡単に出来るストレッチとはいえ、今までストレッチの習慣がまったくない人が続けるにはコツが必要です。
面倒くさい、忘れてしまう、と運動やストレッチが続かない人でも、簡単に続けられる方法を紹介します。
楽しみながらやれる工夫をする
体を動かすのが好き、柔軟性があって楽に出来る、という人は楽しくストレッチを続けやすいです。
しかし、運動嫌いで体が硬い人でも楽しんでやれる方法を見つければ、趣味の要領でストレッチを続けられます。
以下の方法から自分が無理なく行えるやり方を探してみてください。
- 好きなテレビや音楽を見ながら聞きながら行う
- 可愛いヨガウェアを購入してエクササイズやストレッチを行う
- ストレッチが何回続けば、好きなものを買うといったご褒美を設定
- ダイエットアプリやノートに記入して、目に見える成果を作る
回数や時間にこだわらずやってみる
ひとつのストレッチを行うのに目安となる時間は2~3分です。
頻繁にやればやるほど効果は上がりますが、はじめに回数や時間のルールを決めすぎると続きません。
休日と仕事の日で、ストレッチにとれる時間や心の余裕も異なります。
毎日3分×2と決めてしまうと、やらなくてはいけないストレスから楽しくエクササイズが行えません。
疲れていれば少しでもやってみる、余裕がある日は朝と夜にしっかり行う、とメリハリをつけることが大切です。
お休みするのを悪いことと思わない
ストレッチや運動を挫折しがちな人に多く見られるのが、1回休んだことでモチベーションが下がるケースです。
どうしても疲れていてやりたくない時や体に痛みがある時は、ストレッチをお休みしてかまいません。
やれなかった、続かなかった、という思いから諦めるのではなく「今日はお休みして明日からまたやろう」と切り替えることが大切です。
ストレッチの選び方も重要
ストレッチにもたくさんの種類があります。
高い柔軟性や筋力がないと出来ない上級者向けのストレッチを選ぶと、継続するのは困難です。
モチベーションを下げずに継続するためには、自分の出したい効果がしっかり得られる簡単なストレッチを選ぶ必要があります。
ヨガマットをひいて寝ながら行うストレッチや道具を使うストレッチも良いのですが、初心者や面倒くさがりの人には向きません。
立ったままや座ったまま行える、手軽なものを選んでください。
お尻をほぐすストレッチの効果や継続のポイントがわかったところで、初心者にピッタリのお尻ほぐしを紹介します!
お尻をほぐす簡単ストレッチ!美尻デスクヨガでダイエット
誰でも簡単に美尻が作れるストレッチ方法を紹介します。
椅子に腰かけながら出来るストレッチなので、自宅でも職場でも簡単に行えます。
美尻デスクヨガ☆ お尻をほぐして疲労回復
美尻デスクヨガは誰でも出来るストレッチで、とくに難しいコツは必要ありません。
ほんの少しだけポイントを意識すれば、簡単に正しいフォームでストレッチを行えます。
ストレッチを行う際には以下の点に注意してください。
- 自然に座って足裏が床につく高さの椅子がベスト
- 足首がひざの上にくる位置にする
- 背筋はしっかり伸ばす
- 上体を倒す際に背中は丸めない
- お尻の伸びを意識する
- 上にくる脚のひざとかかとをしっかり押さえる
上に来る脚の位置がずれたり背中を丸めてしまうと、お尻のストレッチがしっかり行えません。
足裏がしっかり床につく椅子を選び、つねに背筋を伸ばす意識を持ちます。
両手で上側の脚を固定し、まっすぐ上体を倒してください。
お手本の動画をよく見れば正しくストレッチが行えます。一度覚えてしまえば簡単ですよ!
お尻をほぐすストレッチをより効果的に行う方法3選
即効性の高い美尻デスクヨガですが、やり方次第ではさらにスピーディーな美尻作りが望めます。
特別な道具なしで今すぐ出来る方法を紹介するので、ぜひお試しください。
お尻をほぐすストレッチは、血行の良い時に行うと即効性が高まります。
骨盤ダイエットやマッサージの前に、サウナやゲルママットの施術で体を温める痩身エステと同じ手法です。
自宅でストレッチを行う場合は、入浴後に全身が温まっている時がおすすめです。
逆に、起きたばかりや体が冷えすぎている時にストレッチを行うのはよくありません。
ストレッチ効果が出るまでに時間がかかり、腰や背中を痛めることもあるので控えてください。
お尻をほぐすストレッチでダイエット効果を上げたい場合は、腹式呼吸をとりいれるのが最適です。
深い呼吸は体の筋肉の緊張をほぐし柔軟性を高めるほか、集中力アップやリラックス効果も上げられます。
また呼吸を深く行えば、有酸素運動の効果も期待でき、基礎代謝の上昇や脂肪燃焼率がアップします。
美尻デスクヨガの場合は、はじめに鼻から深く息を吸い、上体を倒していく際に口からゆっくり息を吐いてください。
吸いながらお腹をふくらまし吐きながらお腹をへこませれば、下腹部の引き締めも可能です。
美尻デスクヨガではお尻をほぐすのはもちろんのこと、全身の筋肉を伸ばす意識をもつことが大切です。
背骨の伸びや関節の伸びを意識して、気持ちの良い力加減までしっかり伸ばしてください。
体の柔らかさには個人差があるので、まったくお手本と同じフォームをとれなくても問題ありません。
上体は倒せる位置まで、背筋は伸ばしたまま、を心がけると効果的です。
効果を上げるポイントは、ちょっとした意識ですぐにとりいれられるポイントばかり!どうせやるなら効果的に行いましょう。
ダイエットにも腰痛にも!お尻をほぐすストレッチで美尻を作ろう
ヒップアップや健康維持が手軽に出来る、お尻をほぐすストレッチはダイエット女子の強い味方です。
ストレッチで高い効果を上げるためには、やり方や行うタイミングにコツがあり正しい方法で行えば、筋トレやジョギングにも負けないダイエット効果を出すことが可能です。
毎日2~3分のお手軽ストレッチで、内面も外側も美しい魅力的なボディを手に入れてください。
お尻をほぐすストレッチは続けることに意味があります。楽しく行える方法を見つけて、無理なく美尻を手に入れましょう!
【監修】
ヨガインストラクター:yuco