足裏マッサージの効果とは
足裏には多くのツボがあり、健康促進・ダイエット効果・リラックス効果とさまざまな効果を得ることが可能です。
セルフで行う足裏マッサージで得られる効果を解説します。
足裏マッサージで得られる効果のひとつに、疲労回復やリラックス効果が上げられます。
普段、体重を支えて立ったり歩いたりする足は疲労が溜まりやすい部位で、足の指の付け根や土踏まずの部分をギュッと押してみて、痛みがあれば疲労がたまっている証拠です。
ケアをおこなると、水分や老廃物が蓄積されて足も疲れやすくなります。
力をいれずに全体をマッサージするだけで効果が得られるので、セルフマッサージでも充分に疲労回復がはかれます。
イタ気持ちいい力加減で行えば、リラックス効果やストレス解消効果を得ることも可能です。
足裏は「第二の心臓」と呼ばれるほどに、全身の健康維持に深くかかわる部位です。
古くから、反射療法としてあつかわれる足裏マッサージは、特定のツボを押すと体の特定の部位の働きがよくなるとされます。
肩、肺、膵臓、肝臓と足裏全体が全身のツボとなっており、プロの行う足裏マッサージは体の不調を治すのをおもな効果としているところも多いです。
のちほど紹介する足裏マッサージでは、ピンポイントで症状を改善することは難しいですが、足全体に刺激を与えることで体の部位を活性化することが出来ます。
セルフマッサージ程度の力加減では、間違えたツボを押して体に悪い影響が出る、ということはまずないので安心してください。
冷え性の女性に多く見られるのが、足先の冷え。足先が冷えていると、よく眠れなかったり足がつりやすかったりと不調が続きます。
足裏マッサージで足の血行をよくすれば、足先からふくらはぎ太ももと脚全体の血流改善に効果がのぞめます。
冷えを改善するには、足裏全体を適切な力加減で揉むのが最適です。
マッサージ後には、つま先からかかとまでポカポカと暖かさを感じてきます。
1度で冷え性が改善されるわけではないので、冷えがひどい人は習慣的に足裏マッサージを行ってみてください。
足裏マッサージにはダイエットを促進してくれる効果が高いものが多く存在します。
親指と人差し指の付け根の膨らんでいる部分は食欲抑制のツボ、土踏まずの中央から下に広がるのは便秘改善のツボです。
ほかにも、むくみをとるツボや脂肪燃焼を促進するツボと、足裏全体にダイエットのツボが広がっています。
軽い運動や食事制限といったダイエットを行っている人は、足裏マッサージをとりいれることでより効果的なダイエットが期待出来ます。
足裏マッサージを簡単に続けられる方法
さまざまな効果が期待できる足裏マッサージですが、1回2回では高い効果が期待出来ません。
ダイエット効果を上げたければ継続することが大切ですが、無理なく継続出来る方法は人それぞれ異なります。
簡単に足裏マッサージを続ける方法を3つご紹介します。
簡単なやり方を選ぶ
本やインターネットでやり方を確認しながら行う複雑なマッサージは、続けるのが困難です。
ツボをひとつひとつ覚えなければ出来ないものも、面倒くさがりの人には向いていません。
足裏マッサージを継続させるには、なにかをしながらでも行える簡単なものを選ぶ必要があります。
テレビを見ながら、家族と会話をしながら、無意識的に行える簡単なマッサージ方法を選んでください。
好みの香りのオイルやフットクリームを使う
毎日同じマッサージをしていれば、なんとなく飽きが来るものです。
モチベーションを高めるためにも、マッサージを行う際は自分の好きな香りのオイルやフットクリームを使ってみてください。
洗い流しの必要ない保湿クリームだと、足のひび割れ防止やスキンケアも同時に出来るので一石二鳥です。
オイルをつけすぎるとうまく足裏マッサージが出来ないこともあるため、少なめの量から試してみてください。
時間を決めて習慣にする
簡単に出来るセルフマッサージは、後まわしにされがちです。
いつでも出来るから後でやろう、と思っているうちに結局やらずに終わってしまう可能性はおおいに考えられます。
お風呂上りに行う、毎日8時に行う、歯を磨いたら行う、とマッサージの時間を決めてしまうのもおすすめです。
スキンケアや歯磨きと同じく、毎日の習慣として根づいてしまえば、忘れることもなくなります。
パッと思いついた時に行う「ながらマッサージ」が良いのか、時間を決めて習慣にしてしまうのが良いのか、自分のやりやすい方で試してみましょう。
セルフでも効果抜群!簡単足裏マッサージ
効果が高くて簡単に出来る、セルフ足裏マッサージを紹介します。
面倒くさがりさんにも最適なお手軽マッサージなので、今すぐにでも試せます。
テレビを見ながらできる 足裏マッサージ
紹介した足裏マッサージは反対側の足に体重をのせて行うため、とても簡単です。
難しいマッサージではありませんが、以下のポイントに気をつけるだけでさらに簡単に効率よくマッサージが行えます。
- ヨガマットや布団の上で行う
- 体重をのせる時は両手を軽く床にのせる
- かかとを使ってしっかり揉みほぐす
- 2分間を目安に行う
- 左右バランスよく行う
体重をしっかりのせる方法のため、硬いフローリングの上で行うのは向きません。
体をしっかり安定させて、体重をかけながら行うのがポイントとなります。
ヨガマットや布団の上といったクッションになるものの上で行ってください。
バランスを崩してしまうとやりにくいので、体重をのせる際には両手を床にのせて体を軽く支えます。
かかとを使って行うと、土踏まずや指先も簡単にマッサージ出来ます。
効果をしっかり上げるためには、左右バランスよく2分間を目安にするのがおすすめです。
一般的な足裏マッサージは指先に力をこめますが、このやり方であれば指も痛くならずに股関節のストレッチまで出来る点が魅力的です。
足裏マッサージの効果を高めるコツや注意点を解説
足裏マッサージの効果を高めるコツや、マッサージを行う際の注意点を解説します。
マッサージを継続して行うのなら、覚えておいて損はありません。
足裏マッサージは入浴後や就寝前に行うのがおすすめです。
血行がよくなっている入浴後は、老廃物やむくみを排出させる絶好のチャンスで、ダイエット効果を高めたい人は、体が冷えている時よりも暖かい時に行ってください。
足先が冷えているから今すぐ温めたい、という場合は入浴前に行ってかまいません。
また、入浴を控えた日や足の疲れを明日に持ち越したくない場合は、就寝前にマッサージを行うのがベスト。
一日動いて疲れた足をいたわる意味合いもありますが、就寝前のマッサージには眠りを深くしてくれます。
寝ている合間にも疲労回復をはかるホルモンが出るため、就寝前のマッサージは理にかなっているのです。
マッサージ後に水分をとると、血行促進やリンパの流れがより促進され、体中に酸素がめぐるため、足裏マッサージを行ったあとは水分補給を忘れずに行ってください。
スムーズに老廃物を排出させることも出来るので、お茶やお水をしっかりとることが大切です。
糖分の強いジュースやアルコールでは、ダイエット効果や排出促進効果が薄れるので控えてください。
注意点1.食前食後はマッサージを控える
足裏には体の機能を活性化するツボがいくつもあります。
胃や腸、膀胱といった食事や排出にかかわる内臓が活性化しすぎると、お腹が痛くなったり気持ちがわるくなったりします。
食事の2時間前後をさけてのマッサージであれば、胃腸の調子が整ったり便秘が改善されるので問題ありません。
注意点2.妊娠中や体調が悪い時は控える
体調の変化が激しい妊娠中や、風邪や生理痛で体調が悪い時はセルフマッサージはお休みしてください。
通常の体調であれば、2分のセルフマッサージが効きすぎて具合が悪くなることはまずありません。
しかし、体調のすぐれない時は血行が良くなりすぎて貧血になったり、お腹を壊したりする可能性があります。
同様に、長時間マッサージをしすぎてもよくないので、3分以上のマッサージは念のため避けてください。
せっかく足裏マッサージを行うのであれば、トラブルを起こさず効果の高いやり方で、気持ちの良いマッサージを行いましょう。
疲労回復やダイエットに!簡単に出来る足裏マッサージ!
疲労回復やダイエットには、簡単に出来る足裏マッサージをとりいれるのがおすすめ。
紹介した足裏マッサージは、数あるマッサージ方法のなかでも簡単なやり方で、今までセルフマッサージが面倒で続かなかった人も、手軽に出来る足裏マッサージなら毎日継続出来ます。
すでにほかのダイエットをはじめている人も、1日2分の足裏マッサージをとりいれればスピーディーに効果を上げることが可能です。
継続して行えば、健康で疲労の残らない体が簡単に作れます。
スピーディーに健康促進やダイエットが出来る足裏マッサージ、運動不足の人もぜひ試してみてくださいね!
【監修】
ヨガインストラクター:yuco